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孫子研究ブログです。孫子兵法は別名『孫子兵経』、『SUNTZU』、『The Art of WAR』ともよばれています。ナポレオンや毛沢東も愛読していました。注釈者には曹操、杜牧、山鹿素行、荻生徂徠、新井白石、吉田松陰、等の有名人も多いです。とにかく深いです。

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2012-04-03 (火) | 編集 |
孫子 兵法 大研究!

本文注釈:孫子 兵法 大研究!

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『将孰れか能なる、』:本文注釈

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竹簡本のみ「能なる」、他の諸本は「有能なる」につくる。

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○天野孫子:「能」はできるの意。「有能」は広く事をなしとげる働きを有するを言う。『合契』は「能は任に勝ふるなり」と。一説に杜牧は「将孰れか有能なるとは、上に謂ふ所の智・信・仁・勇・厳なり」と。

○重沢孫子:第二は将と能力。指揮官に要求される前記五種の能力について、双方の将を比較する。

○守屋孫子:二、将帥は、どちらが立派な政治を行なっているか。

○孫子国字解:将とは士大将を云なり。能とは才能にて、器量のことなり。即上の文にある、智、信、仁、勇、厳の五徳備はりたるを、有能と云なり。此本文の意は、敵の士大将共と、味方の士大将ともとは、何れか器量まさりたると、くらべはかることなり。むかし漢の高祖の時、魏王魏豹が謀叛を起したると聞玉ひて、外のことをば尋玉はで、魏豹が方の總大将は誰ぞと尋玉へり。柏直と云人なりと申ければ、いまだ口わきの黄なる若者なり。何として此方の韓信に及ぶべき、心安しとあり。又騎馬の大将は誰とぞ尋玉ふ。馮敬なりと答ふ。是はよき弓取なれども、此方の灌嬰には及ばずとあり。又歩卒の大将は誰と尋玉ふ。項它と答れば、此方の曹參にかけ合ふべきに非ず。扨は心安しとて、外のことを尋玉はず。軍をはじめ、一かけ合にて魏豹を生取りにし玉ふも、此意なり。

○曹公:道徳・智能なり。

○杜佑:道徳・智能・主君なり。必ず先ず両国の君主を考校し能なるや否やを知るなり。荀息 虞公貪りて寳を好み、宮の奇懦にして強諫能ざるを料るは是なり。

○李筌:孰れか實なるや。有道の主、必ず智能の将有り。范増楚を辭し、陳平漢に歸る。即ち其の義なり。

○杜牧:将孰れか能有るとは、上に所謂の智・信・仁・勇・厳なり。漢の高祖魏将柏直韓信に當たる能わざるを料るが若きの類なり。


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○金谷孫子:将軍は[敵と身方とで]いずれが有能であるか、

○浅野孫子:将軍はどちらが能力的に優れているか、

○町田孫子:将軍はどちらのほうが有能であるか、

○天野孫子:いずれの将軍がよりよく有能であろうか。

○フランシス・ワン孫子:主将は何れがより有能であるか。

○田所孫子:第二には軍に将たるものの統率力、

○大橋孫子:どちらの将軍が有能か。

○著者不明孫子:大将はどちらが能力を持っているか、

○学習研究社孫子:第二に、どちらの指揮官が有能か。

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