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孫子研究ブログです。孫子兵法は別名『孫子兵経』、『SUNTZU』、『The Art of WAR』ともよばれています。ナポレオンや毛沢東も愛読していました。注釈者には曹操、杜牧、山鹿素行、荻生徂徠、新井白石、吉田松陰、等の有名人も多いです。とにかく深いです。

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2012-07-28 (土) | 編集 |
孫子 兵法 大研究!

「計篇」全文:孫子 兵法 大研究!

「計篇」全文


『計』

孫子曰く、兵は国の大事なり。
死生の地、存亡の道、察せざる可からざるなり。
故に之れを経するに五を以てし、之れを効すに計を以てし、以て其の情を索む。
一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法。
道とは民をして上と意を同じうせ令むる者なり。
故に之れと死す可く、之れと生く可くして、民詭わざるなり。
天とは、陰陽・寒暑の時を制するなり。順逆にして兵は勝つなり。
地とは、高下・広狭・遠近・険易・死生なり。
将とは、智・信・仁・勇・厳なり。
法とは、曲制・官道・主用なり。
凡そ此の五者は、将は聞かざること莫きも、之れを知る者は勝ち、知らざる者は勝たず。
故に之れを効すに計を以てし、以て其の情を索む。
曰く、主孰れか道なる、
将孰れか能なる、
天地は孰れか得たる、
法令孰れか行なわる、
兵衆孰れか強き、
士卒孰れか練いたる、
賞罰孰れか明らかなる、と。
吾れ此れを以て勝負を知る。
将、吾が計を聴かば、之れを用いて必ず勝つ。之れに留めん。将、吾が計を聴かざれば、之れを用うるも必ず敗る。之れを去らん。
計、利として以て聴かるれば、乃ち之れが勢を為して、以て其の外を佐く。
勢とは、利に因りて権を制するなり。
兵とは詭道なり。
故に能なるも之れに不能を視し、
用なるも之れに不用を視し、
近くとも之れに遠きを視し、
遠くとも之れに近きを視す。
故に利にして之れを誘い、
乱にして之れを取り、
実にして之れに備え、
強にして之れを避け、
怒にして之れを撓め、
卑にして之れを驕らせ、
佚にして之れを労し、
親にして之れを離す。
其の無備を攻め、其の不意に出づ。
此れ兵家の勝にして、先には伝う可からざるなり。
夫れ未だ戦わざるに廟算して勝つ者は、算を得ること多ければなり。未だ戦わざるに廟算して勝たざる者は、算を得ること少なければなり。算多きは勝ち、算少なきは敗る。況んや算无きに於いてをや。吾れ此れを以て之れを観るに、勝負見わる。

以上で孫子兵法「計篇」は終了です。各文をクリックすれば、解釈のページにとびます。

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